樋の中に落ち葉や土砂、コケなどの細かいゴミが溜まると、水がスムーズに流れず流路が狭くなります。その結果、雨量が多いと一気にあふれ出し、外壁や基礎に水が降りかかってしまいます。

雨どいには“排水口に向かう適切な角度（勾配）”が必要です。設置時にこの角度が緩いと、水が最後まで流れきらず途中に溜まり、重みでたわみや劣化を早める原因になります。

樋は直射日光や高温で柔らかくなり、金属製は衝撃や凍結時の膨張で歪みやたわみが発生。変形すると断面が潰れて水の通り道が狭くなるため、部分的に流れが滞ります、排水が適切に出来なくなり部分的に水が溜まり傾き不良も招きます。

金属製は塗装剥がれからサビ→腐食が進行し、小さな穴が開くことがあります。塩ビ製も紫外線劣化でヒビが入り、そこからポタポタ漏水。放置すると建物内部への浸水リスクが高まります。